ごあいさつ

弊社は、2025年で創業30周年を迎えました。これまでを振り返ってみますと、本当に多くのことが起こったなと痛感します。まさに時代の転換期と呼べる時代ではなかったでしょうか。
 私たちの業務に直結する議事録を例にとっても、その手法は、手書きから始まり、ワープロ、パソコンへと変わっていきました。そして、今やAIなどのICT機器を用いた議事録づくりも行われるようになっています。しかし、このように手法は変わってきているものの、記録を残すという事柄だけは30年前と変わりません。いえ、もっと古く、人類が歩んできた歴史の分だけあるのです。
 私は、学生時代、社会科の教員資格を取得すべく、教育実習を行いました。そうして、いざ子どもたちに何を話そうかと教科書をめくり、数千年にわたる人類の歩みに触れ、改めて記録の重要性に気づかされたのです。
 今、世の中は多くの情報に満ちています。そういう意味では、現代の状況というのはとても喜ばしく思える反面、多くの危うさもはらんでいるのではないかと感じます。誰もが発信者となれる中、一体、どの情報が正しく、どの情報が間違っているのか、これを数百年後に正しく判断できるだろうかということで、これはとても難しい問題です。
 きっと今を生きる私たちにとって今の事柄を正しく知ることは容易にできるのかもしれません。しかし、数千年前にどういう経緯から何が起こったのかを調べるのが困難なのと同じく、未来を生きる人たちに今のようにあふれた情報から本当に正しいものを見つけてもらえるでしょうか。
 私たちは、議事録づくりを通じて、今を生きる皆さんはもちろん、未来に何を残せるかを深く考えながら業務に当たらなければならないと考えています。過去から今をつくり、今が未来を変えていきます。そのための一助となれるよう、今後ともよりよい記録づくりに励んでまいる所存です。

代表取締役

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